古代エジプト。ここで話されていた言葉=古代エジプト語は、 人類最古の言葉の一つで、B.C.4千年からA.D.11世紀ごろまで話されて、コプト語に行き着く言葉だそうです。
その古代エジプトで最初に書かれた文字が、ヒエログリフで日本語では、 聖刻文字という訳され方をしています。
文字の形からいうと、象形文字になります。
もちろん、象形文字ですから、たとえば、すずめの絵を描けばすずめを表していましたし、
アヒルの絵を描いてアヒルを表していました。
最も、単純で便利な表現の方法で、文字の形と表しているものが一致している「表意文字」と言われるものです。
しかし、これだけでは複雑なことを伝えるには、無理があります。
そこで、次にもとの絵(文字)とは、直接の関係はないけれど、いくつかのものを組み合わせて、新たにひとつの言葉を表す手法が出てきます。
「判じ絵」といわれるものです。
よくあげられる例ですが、英語でbelief(信じること)という単語がありますが、
これはbee(ミツバチ)とleaf(葉っぱ)をくっつけた言葉です。
元のミツバチと葉っぱには直接何の関係もないですが、「これで、信じること(belief)という意味にしよう」という風に
取り決めて新たな単語を作り出しているのです。
元の絵とは、関係なく音を表す象形文字、これが「表音文字」と呼ばれるものです。
ヒエログリフの種類は何千とあるらしいのですが、その中でよく出てくる表音文字24個を一応ヒエログリフにおける、
アルファベットとしています。
本当に、そのように発音したかどうかは、どうしてわかるのか知りませんが、研究者さんたちの苦労の賜物だと思います。
日本語も、「表音文字」であるカタカナ・ひらがながあり、「表意文字」である漢字があります。 そういう点では、日本語によく似てます。
しかし、日本語と違う点は。
第一に、句読点がない、単語と単語の切れ目に空白などがない、左右上、三つの方向から書ける。 (さすがに下から上には書きません。)第二次大戦後の日本語は通常右からは書きませんよね。 書道では、横向きの額を書くと、右から左。印章は、横に彫ると通常右から左に彫りますが。
そして、決定的なのは、ヒエログリフには、というか古代エジプト人は、母音を書かなかった らしいということです。hangodのヒエログリフのセットにも入っていない母音があります。しかし、入っている母音もあります、 これは実際には古代エジプト人がどう発音していたかは、録音器具などがないのでわからない。 ということで、研究者の人たちが、研究して「これは、こう読む。」と決めたからです。多分母音も発音はされていたのだろうと思われています、 古代エジプト語が変化して発展している中で、コプト語になって初めて、母音が書かれるようになったそうです。
もうひとつは、母音がないことで何を表しているのか解りにくいということで、「表意文字」「表音文字」に続く、
第三の象形文字「決定詞」を考え出しました。
hangodのカルトゥーシュスタンプにある女性・男性を表す決定詞です。
決定詞にも、もちろん色々な種類があります。
この決定詞を見ると、それがなにに関したことを表しいているのかがわかります。
よく説明に出てくる面白いものが、スズメの絵の決定詞です。これは「弱い」「小さい」「哀れ」とかいうものを表すかと思えば、 「悪い」というものも表すそうです、多分スズメが農作物を荒らしたりしたんでしょうか。
ヒエログリフは、
これら「表意文字」「表音文字」「決定詞」を組み合わせて書かれていたのです。
次は、カッコよく書くには?
(C) Copyright 2001-2007 HANGOD All Rights Reserved.