ヒエログリフって?

ヒエログリフ?

古代エジプト。ここで話されていた言葉=古代エジプト語は、 人類最古の言葉の一つで、B.C.4世紀からA.D.11世紀ごろまで話されていて、ルーツはコプト語だそうです。

その古代エジプトで書かれていた文字の一つが、ヒエログリフで日本語では、 聖刻文字と訳されています。

文字の形からいうと、象形文字になるようです。
象形文字ですから、たとえば、すずめの絵はすずめを意味して、 アヒルアヒルでした。
一番単純な表現で、文字と意味が一致して文字自体が意味を表しいている「表意文字」というものです。
文字といっても今の日本の表意文字の漢字とは違い象形文字ですので、ほぼ絵ですけれど。
というか、漢字の中にも元々は象形文字からの進化したものもありますよね。

ただ、これだけではもっともっと複雑な話を伝えたりしたいとも思うと数が足りなくなってきます。

そこで、もとの絵(文字)の意味とは直接の関係はなく、違う絵と絵を組み合わせて一つの意味を表す「判じ絵」(はんじえ) という方法が出てきます。
よくある例ですが、英語でbelief(信じること)という単語が、 bee(ミツバチ)leaf(葉っぱ)をくっつけた言葉らしいです。 ミツバチと葉っぱという直接何の関係もない単語を引っ付けて信じること(belief)という意味にしようと皆で決めます。 そうしていくと数が増えて、ちょっと複雑なものも表現できそうになってきます。ただ、何が何を表すか皆が覚えておかないと伝わらないですけどね。
小学校の時には、漢字も書きとりテストなんか有ってなかなか覚えるの大変でしたし、未だに知らない漢字はたくさんあります。

日本にも判じ絵があり、江戸時代には、判じ物といいけっこう流行ったようです。
日本の判じ絵は少し違っていて、サルに点々を書いてザル とか お茶を点てているガマガエルを書いて茶釜 とか 歯の下に猫を仰向けに寝させて箱根とか 洒落の効いた遊びの今でいうノートレのような感じでしょうか。
公家、武士や一部の商人や庄屋さんなどは文字を読み書きできる人ももちろんたくさんいるのですが、読み書きのできない人もたくさんいました。
そういう人にもお経を教えたりとか興味を持ってもらえるようにするのに、判じ絵が使われたこともあるようです。

そして、 元の絵(文字)とは関係なく音だけを表す文字「表音文字」というものもつくります。
一つ一つの文字を、元々の意味は気にせずに音だけを気にして、この文字はこう発音するとして決めたものが、 「表音文字」です。 英悟でいえばアルファベット「a,b,c・・・」。日本語では五十音「あいうえお・・・」、みたいなものです。

ヒエログリフの種類は何千とあるらしいのですが、その中でよく使われている表音文字24個がヒエログリフの アルファベットとなっいてるというか、されています。
本当に、そのように発音したかどうかは、どうしてわかるのか知りませんが、研究者さんたちの苦労の賜物だと思います。

日本語にも、「表音文字」であるカタカナ・ひらがながあり、「表意文字」である漢字があります。 そういう点では、日本語によく似ていると思います。
とはいっても日本語の場合は、今の日常生活では使いませんが「万葉仮名」というものもありますが。
(主にひらがなのできる前に漢字の行書などで書いたものを漢字の元の意味を考えずにその文字の音を借りて発音してひらがなのように使ったもので、真仮名などとも呼ばれています。)

しかし、日本語と違う点は。

今の日本語と違い句読点がない。(不思議かもしれませんが、あくまで今の日本語です、昔は日本語でも句読点書かなかったんですね。書道の作品や昔の手紙などを見るとよくわかりますが、句読点がないです。それとかな文字で縦に書いて改行した場合、二行目以降の行頭が必ずしも上からは始まらず、真中より少し上や少し下から始める場合もあります。日本人の美意識からくる絶妙のバランスで文全体としての美しさを求めたんですね)
単語と単語の切れ目に空白などがない、左右上、三つの方向から書ける。 (さすがに下から上には書きません。)横書きにする場合、第二次大戦後の日本語は通常右からは書きませんよね。 書道では、横向きの額を書くと、右から左。印章は、横に彫ると通常右から左に彫りますが。

余談ですが、印章を横向きに(右から左に)彫ると、お客さんから「間違ってる。」といわれることがあります。
左から右に彫ってもいけないことはないと思いますが、「横書きの場合、通常印章は右から左に彫る」ということをわかっていれば、 間違えることはないのです。はんこ屋さんに見てもらえば普通はそう読みます。
では、左から右に彫る場合はというと
・アルファベットを彫る場合、英語などのアルファベットは左から右に書かないとなんのことかわからないと思います。
・「左から右に彫ってくれ」といわれた場合。どうしても釈然としないなどの理由で左右をご希望の場合です。
彫ったことはないですが、もしアラビア文字を彫れば右から左になるのでしょうね。
さらに余談ですが、そもそもなぜ戦前までの日本では横書きは右から左に書いたのでしょうか?
聞くところによりますと、元来日本語は横に書くという概念があまりなかったらしく、すべて縦書きのみの概念だったらしいです。 「で、なんで右から左に横書きにしていたのか?」
それは、まずここからは、縦書きで書くと考えてください。そして一行に一文字書いて改行する、一行に一文字書いて改行する、 一行に一文字書いて改行するの繰り返しで書いてみてください。
書き終えて、その文章全体を見ると、どうでしょう、まるで右から左へ横書きに書いてあるように見えませんか?
横長の紙などには縦に書くことはスペースの問題でできませんよね、それでそういうことになるのでしょう。
そういうことらしいです。

話を戻しまして
そして、決定的なのは、ヒエログリフには、というか古代エジプト人は、母音を書かなかった らしいんです。hangodのヒエログリフのセットにも入っていない母音があります。しかし、入っている母音もあります、 これは実際には古代エジプト人がどう発音していたかは録音するすべもないのでわからない。 ということで、研究者の人たちが研究して、「これは、こう読む。」と決めたからです。多分母音も発音はされていただろうと考えられています。 古代エジプト語が変化発展していって、コプト語になって母音が書かれるようになったそうです。

もうひとつは、母音がないので何を表しているのか今一解りにくいということもあるのか、「表意文字」「表音文字」に続く、 第三の象形文字 「決定詞」が考えられました。
hangodのカルトゥーシュスタンプにもある女性・男性を表す決定詞です。
決定詞には、もちろん色々な種類があります。
男女を表すもの、神を表すものなど色々です。
この決定詞を見ると、それがなにに関したことを表しいているのかがわかります。

よく説明に出てくるものが、スズメの絵の決定詞です。これは「弱い」「小さい」「哀れ」とかいうものを表すかと思えば、 「悪い」というものも表すそうです、多分スズメが農作物を荒らしたりしたんでしょうかね。

ヒエログリフは、
「表意文字」「表音文字」「決定詞」を組み合わせて書かれていたのです。決定詞以外は日本語と同じといってもいいくらい似た特徴がありますね。


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