ある日の日本人のお客さん

銀行印をなくされたようで、飛び込んでこられました。又その時、店内には偶然おまわりさんが、 自分のはんこを買いに来ておられました。

ここはちょっと雰囲気を出すために、実際の会話に近いように京都系の関西弁にしてみました。 関西圏以外の方には、読みづらいかもしれませんが。あえて臨場感を出してみました。

お客さん:
「銀行印を失えたんや、これと同じのつくって。」
私:
「同じもんはできまへんで。」
お客さん:
「なんでやね、よーつくらんのか。」
私:
「技術的にできる、できひんの問題とちゃいます、同じ物を作ったら偽造になります、違法でっせ。」
お客さん:
そやけど、本人の物にまちがいないんやで。人のを作ってくれ言うてんのと違ゃうんや。
通帳も免許証もあるし、パスポートもある、本人やとわかるやろ。」
私:
「なんぼ本人でも、偽造はできまへん。
同んなじような感じのものは作ることはできまっけど、 銀行に持っていったら絶対に受け付けてもらえまへんで、わざと2、3ヶ所は変えて彫りまっさかい。」
お客さん:
「なんでやね。本人やし問題ないやろ。それにほとんど解らんかったら、 銀行も受けつけるんちゃうんかいな。」
私:
「いや、しっかりした銀行やったら受けつけへんはずでっせ、もしそれで受付られたら、 逆に怒るべきでっせ。ええかげんなことするなって。
ほんで、そんな銀行は取引したらアカンとこですわ。 ハンコのことだけと違ごて、いろんなとこでそういう考え方をしてるところやいうことです。
似たようなハンコを使って誰かが貴方のお金が引き出したりしたら、困りまっしゃろ。
それに、ハンコをなくさはったんやったら、なおさら違うハンコに改印したほうがよろしおっせ。
なくした思てて、実は盗まれたり、そやのうても、誰かが拾ろてたり、 どっかでなんかの間違いがあってもあきまへんし。」
お客さん:
「既製品のはんこは、おんなじのがいっぱいあるんやろ、そやのに、 なんで同じはんこをつくれへんのや、○○印判は、まえに作ってくれたで。 あんたのとこはできひんのやな。」
私:
「ええ、できまへん。なんべんもいいまっけど、同じような感じのものはお作りできますけど。
それに、所謂既製品のハンコは、シャチハタも含めていいますと、それは初めから同じ物があるという前提で、 お客さん自身が使用用途を良く考えてお使い頂くもんでっさかい、既製品のはんこは昔からサイン替わりといいますやろ。
もちろん、こんなもんに使うんやけど、 どれが良いか、とか、何時でもご相談にのらせてもらいまっせ。
同じ物がたくさんある既製品は、 印鑑登録はできまへんやろ、銀行印にはなりますけど、もちろん私の意見としては、銀行印としてもお奨めはできしまへんけど。」
お客さん:
「よっしゃ、わかった、ももええわ。」

そういって、お帰りになりました。その間おまわりさんは、苦笑しながら、ご自分の認印を探しておられましたが。

おまわりさん:
「なかなか、いろいろ言う人がいはりまんなー。」
私:
「結構わかってもらうのに時間がかかりますわ。ほんまにわかってもろてるかどうか、 定かではない場合もありますけど。
せやけど、うちみたいなはんこ屋がハンコのことで知っていることは 説明できる範囲説明しんと。
ハンコは売ったらええゆうもんとちゃうと思いますし。」

翌日、そのお客さんは、再度ご来店になり、同じような感じの物でいいから作ってくれ、 ということになり、
よくみれば何箇所かは明かに変えて彫刻させていただきました。
モットも普通に手彫りで彫刻すれば(故意に同じ物を作ろうとすれば別ですが)、
似てはいても、よく見れば必ず違うものにはなるのですが。

そして、印章を捺すときは、鮮明に、他の印章と間違われないように、しっかりと捺すということも大切です。
貴方のはんこ、チャント捺せていたらいいのですが、朱肉がべったりつきすぎたり、かすれてなにか解らなかったり、
薄っすらとただ捺してあるような感じがするだけの捺し方などでは、他のはんこでごまかされるかもしれません。

よく、はんこは偽造があったり、誰でも捺せたりするから、そんなものはだめだ。と言うような意見も耳にすることが ありますが。
では、お金(お札、日本銀行券ですが)は?偽造もあれば、盗まれもします。だめなのでしょうか?
サイン、貴方はサインを何時も全く同じに書けますか?他人のサインを見分けられますか?
(もちろん機械だと判別も可能かもしれませんが、それは同じように書いての前提です、 体調不良の時とかはどうなんでしょう。
病気で手が震えて書けないとか)パスワード、IDナンバー、IDカード、網膜、声紋、 いろいろありますが、全て機械がたよりです。
もちろん、業界で言う彫刻ロボットで彫ったもので手彫りの技術もなく パソコンのフォントで機械で彫刻したものに、印刀で手を入れることもせず、そのままというものは、
既製品でなくて別に作ったと思っていても、いくらでも同じデータで同じ物が作れます。

サインにも問題があるから、欧米ではなんでもすぐに訴訟と言うことになるんじゃないでしょうか。
国民性や、国際性、文化とか他にもいろいろ原因はあるのでしょうが。

どんな、ものでも結局のところ、そのもの、その手段が悪いのじゃなく、 使う側の人間の使い方に依るところが大きいのだと思うのです。
自動車とか、包丁・ナイフなどの刃物も使い方によっては非常に便利でなくてはならないものですが、
使い方を間違えたり、飲酒運転やいい加減な運転をすると人を殺すことにもなりかねません、刃物はないと料理も作りにくいですし困りますが刺せば人を傷つけてしまいます。
パソコン、スマホ、インターネット 便利でいいですが、ハッキングもされれば 数年前には仮想通貨が大量になくなったりしてましたよね 停電や震災などで発電所に問題がおこったり 電気が止まると国が止まりまってしまいます
便利に使えるのでいいのですが使い方や頼りすぎるとすごく怖くないですか?

同じだと思うのですが。


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