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ヒエログリフをカッコよく書く
ヒエログリフをカッコよく書く
ヒエログリフは、三つの方向から書けるといいましたが、では、どの方向から読めばいいかを、 どう見極めるかですが。
書かれている人・動物・体の一部分などが、どちらを向いているか ということを見れば解ります。
hangodのカルトゥーシュスタンプは基本的に、 現代の日本人に解りやすいようにヨコ型は、左 から 右へ。
タテ型はもちろん上 から 下へ(下から上には書きませんから)。で作成しています。
ヨコ型で右から左をご希望の場合は、もちろん作成できますのでメッセージ欄に書きていただければ結構です。
タテの場合、ヒエログリフがどちらを向いているかは、その行で向きが統一されていればいいらしいです。
問題は、ヨコ書きですが、動物の文字などがどちらを向いているかを見ればいいのですから、 それ自体はそんなに難しいことではないと思います。
そして、たとえば自分の名前をカッコよく書くにはどうしたらいいか。
それには、まず、カルトゥーシュスタンプのように、 カルトゥーシュの中に自分の名前を書きます。 もちろんカルトゥーシュの向きもヒエログリフの向きに合わせます。
カルトゥーシュとは、古代エジプトの王(ファラオ)の名前を書くときに使われた枠のことです。 王名枠とも言われています。
ロープを輪にしてある形を表しているそうです。私たちは、ファラオではないですが、 カルトゥーシュの中に名前を書くとカッコいいでしょ。ファラオが怒って来たりもしないと思います。
もうひとつは、ヒエログリフは、古代エジプト人がみんな書いていたわけではなく、もともと一部の選ばれた書記が書いていて、 神々に対して書く文章や、歴史を記したもの、建物に由来を記すためのもの等々だったのです。
結構公式なもので、公文章用ということですよね。
立派に見えるかどうかは、書き手の腕の良し悪しにかかってきました。 もちろん、日本語でもそうですよね、上手な人が書いた毛筆の文字はカッコいいですよね。 だから書記には、なおさら、カッコよく書くことが要求されました。
その腕前でギャラや書記の階級も(平社員、係長、課長みたいに)違ってきたらしいですね。
それで、カッコよくするには。
一行にだらだらと並べるのではなく。 (このような書き方は 隙間だらけのカッコの悪い書き方とされていたようです。)
ヒエログリフの象形文字は横長のもの、四角いもの、小さめに書くもの、縦長のもの、いろいろな形があります。 書くときにこれらをうまく配置して、時には上下や左右に配置して、 隙間をなくすように組み合わせて書くほうがカッコいいとされていました。
もちろん、隙間を埋めればいい、というだけのものじゃないですよね。
順序は、左から書いている場合は、左から右へ、そして上下になっていればその部分は上から下へ。というように読みます。
このあたりを、踏まえて書いていくとカッコよくなります。